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(47) 体の部位(2)

こんにちは!松田琢哉です!このメールは名刺交換をさせていただいた方へBCCにてお送りしています。

皆様は普段リキシャに乗る機会はお持ちですか?私は会社からの帰り道はリキシャで帰っており、そろそろ普段の生活には欠かせないものになって参りました。リキシャの運転手さんと言えば「リキシャワーラー」としてその職を知られておりますがどのようなイメージをお持ちでしょうか。人の集まるマーケットや大型モール、メトロ・鉄道の駅前にたむろし、まるでセリをしているかのような声のかけ具合。相場以上の値段を吹っかけてくる人もいれば何も値段交渉することなく相場で行ってくれる渋いおじさんなど色々なリキシャワーラーがいます。いや、おられます。
先日サイクルリキシャに乗っておじさんが自転車を力強く漕いでいる様子を見て、僕もリキシャ運転してみたい、と思い、帰りに一駅前で降りて家の最寄駅まで漕がしてもらおうとリキシャのおじ様に頼んでみました。「Moti Nagarの駅まで、、、漕がしてほしいんだけど。」ヒンディー語で「チャラーナー チャーヘター フン」です。最初周りの皆様は、何を言ってるんだこいつは、というような顔つきでしたがその後OKが出ました。おじ様に座席に乗ってもらい、ハンドルを握り、さぁ漕ぐぞ!と力を入れてペダルを蹴った瞬間、斜め左60度ぐらいに進んでしまい調整を試みるも全く真っ直ぐ進みません。イメージでは、車輪も3つあって安定しているわけだから簡単に風を切るようにスイ――っと進めるはず、だったのですがジグザグ走行もいいところで車の列に突っ込みそうな勢いなもんですから、もう諦めて職人さんに運転していただきました。そうなのです。リキシャワーラーとはライセンスを持たぬスペシャリストだったのです。私が漕いだのはほんの10メートルほど、時間にして30秒も経っておりません。これは旅行会社さんも「リキシャ運転体験」なんてのをインド観光のオプションに付けた方がいいんじゃないかというほど貴重な体験をさせていただきました。
考えてもみればお客さんが座席の左、真ん中、右のどこに座っても真っ直ぐ、そして障害物をよけながらどんどん進んでいくリキシャワーラーの先輩方は相当な熟練の方なのだと思います。わたくし本当に感動しましてリキシャワーラーの皆様に対する尊敬の念が隠せません。
僕を目的地まで連れて行ってくれたおじ様は「練習だよ、練習。毎日やらなかったら上達しないよ。」と訓示を与えてくださり、交通量の多い道を逆走して帰っていかれました。

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さて前回は体の首から上の部位の名称についてのご紹介をさせていただきました。
鏡の前に立った時にでも「あ、顔ってそういえばチェヘラーって言うんだよな」などと思い出していってもらえたらと思います!

それで今回は前回の続きの、肩、腕、手、指、胸、お腹、背中、腰、足、ひざのご紹介をさせていただけたらと思います。

・肩→ 「カンダ―(kandhaa)」
 神田ですね。肩について辞書で調べてみると色々と熟語が載っているのですがそれほど面白いものは見当たりませんでした。
 肩は英語でショルダーですがスペルは「should(~すべき)」に「er」がついての「shoulder」なんですね。「shoulder」なんてなかなか書かないものですから少し困りました。「shoulder」の由来を調べてみてもあまりヒットせずこれまたよく分かりませんが「should」に「er」なので「責任を負うもの、必要なもの」というところから来ているのでしょうか。いや、もう一度調べてみると英語、ドイツ語などの元となった「ゲルマン祖語」というものから来ているらしく「shield」に近いようです。なるほど「盾」の方なんですね。ショルダーも発音記号を見ると「ショウルダー」の方が本物に近いようです。

・腕→ 「バーンフ(baanh)」「ブジャー(bhujaa)」
 「バーンフ」の最後の「フ」はもう聞こえないぐらいの消えそうな「フ」です。「バーンフ」には他に「袖、腕力、支え、支援者」などの意味があり、
 「A コー バーンフ デーナー」で「Aを助ける、Aに優しくする」という熟語があります。「手を貸す」に相当するものだと思われます。
 「ブジャー」も「腕」ですが「腕のように延びたもの」という意味もあります。どんな状況なのでしょうか。「壊れる」という動詞で「トゥートゥナー(ṭuuṭnaa)」があり、「ブジャー トゥートゥ ジャーナー」で「支え(となるもの)がつぶれる、兄弟に死なれる」という意味もあります。

・手→ 「ハート(haath)」
 「手」です。これは何度か出てきたかもしれませんね。「ハーティ(haathii)」とすると「象」になります。「ハート」がカバーする「手」は「肩から指先まで」、つまりほぼ「腕」なのでその腕の形が象の鼻に似ているから「ハーティ」で「象」なのでしょう。「ハート」に関する熟語は多くあるのですがその中から2つご紹介させていただきます。
 ・ハート カーノーン パル ラクナー haath kaanoon par rakhnaa
 (手) (両耳)(~の上に)(置く) これで「びっくりする、仰天する」という意味があるのです。
 映画などでの描写で怒られた時に反省の意を込めて耳たぶを掴んでいるのは見たことがあったのですが、「びっくりする」という意味もあるんですね。
 「カーノーン」は前回ご紹介した「カーン(kaan,耳)」の複数・後置格の形です。

 ・ハート ミラーナー haath milaanaa
 (手)(合わせる) 「握手する」
 「ハート ミラーオー」と仲間内での命令形にすると「握手しよう」となります。丁寧なのは「ハート ミラーイエ―」です。自動詞「ミルナー(milnaa,会う、手に入る)」の他動詞の「ミラーナー(milaanaa,合わせる、会わせる、紹介する)」です。

・指→ 「ウングリー(unglii)」
 インドで指の話をする場合はひとつ覚えておいてほしいお話があります。インドの叙事詩の「マハーバーラタ」の中のお話なのですが、マハーバーラタの主人公の5王子と100王子の弓矢のお師匠さんは「グル・ドローナーチャリヤ」です。「グル」も「アーチャリヤ」も「師匠」という意味で「ドローナ師匠」ぐらいの訳になるかと思います。ドローナが仕えていたのはハスティナープルという王国で別の敵対している国にエーカラヴィヤという若者がいました。エーカラヴィヤはドローナの弓矢の才能を聞き、教えを乞いに行きますが、敵対している国の者に教えることはできない、とドローナに断られてしまいます。それでも諦めきれないエーカラヴィヤは森にこもってドローナの土像を作りドローナに教えてもらっている気持ちになって何年も修行に励んでいました。そして、数年後ドローナの教え子の王子たちが森で犬とボール遊びをしていると犬がどこかにボールを咥えたまま走り出してしまいました。犬は偶然にもエーカラヴィヤの修行している場所の近くに開いた大穴に落ちてしまいます。エーカラヴィヤは犬を助けてやろうと犬が咥えたままのボールに狙いをつけ矢を放ちます。見事犬を傷つけることなくボールに命中させ、さらに次の矢を構え今度は先ほど放った矢のお尻をめがけて弓を引き、これまた見事に命中させ、これを何度か繰り返し、連なった矢を引っ張って犬を助け出しました。
イメージ的には、犬○←←←←←←、のような感じです。助け出された犬を見つけて王子たちはびっくり仰天。お師匠さんのドローナも驚きです。それで聞いてみるとこの犬を助け出したのは数年前に訊ねてきたエーカラヴィヤではありませんか。エーカラヴィヤはドローナとの再会を喜びます。ドローナは「一体誰が君に弓矢の技術を教えたんだい」と聞くとエーカラヴィヤはドローナの土像を示しながら「あなたです。ドローナ師匠。」と答えます。ドローナは「敵国にこれほどの弓使いがいるとかなわない」と考え、「なるほど。お前は私から技術を授かったのだな。ならばお前は私にお返しをしなくてはならない。」と言います。エーカラヴィヤは言います。「はい、ドローナ師匠。何なりとお申し出ください。」ドローナは声高に言います。「ならばお前の右手の親指をもらおう!」そこで潔いエーカラヴィヤはためらうことなく右手の親指を切り落としドローナに渡したのです。矢を射るには右手の親指がとても重要な役割を担うのというのはポーズを取っていただけたらすぐに分かると思います。ドローナはこうして今後的になるであろう弓使いを事前に封じたんですね。指のお話でした。

・胸→ 「チャーティー(chaatii)」
 男女共通の胸です。おへそより上の部分を指します。ただ「イー」の音で終わることから分かるように女性名詞なので「胸と言えば女性」というのがヒンディー語の根底にあるのかもしれませんね。
 ・チャーティー パル スィル ラクナー chaatii par sil rakhnaa
 (胸)   (の上に)(岩)(~を置く) 「じっと我慢する」
  「スィル」と言えば前回ご紹介した「頭」も「スィル」ですが、「頭」の「スィル」は「sir」で今回の「岩」の「スィル」は「sil」でちょっと違うのですが似ているので一緒に覚えておいていただけたらと思います。ヒンディー語でこのような言い方ができるのなら英語にそのままなおしても使えるはずだと思うので「We must keep a stone on our chest」のようにしたら「僕たちは今はじっと我慢しないといけないんだ」のようなニュアンスになると思います。

・お腹→ 「ペート(peeṭh)」
 お腹です。「ペート メン バホット ダルド へ」で「お腹がとても痛いです」になります。「ダルド(dard)」が「痛み」です。
 お腹に関する熟語を見ていると面白いものがいっぱいあるのですが一番使いそうなのは
 ・ペート アーナー peeṭh aanaa
 (お腹)(来る) 「下痢をする」
 なぜこのような組み合わせで「下痢をする」になるのでしょうか。「もうお腹来た?」と言われたらなんとなく分かりますがどうなんでしょう。
 「ペート アー ラハー へ」で現在進行形の「今下痢なんです」と表現できそうですね。

・背中→ 「ピート(piiṭh)」
 いやぁ覚えやすいですね!前が「ペート」なら後ろは「ピート」です。辞書に面白い諺を見つけました。
 ・ピート マールナー パル ペート ナ マールナー piiṭh maarnaa par peeṭh na maarnaa
 (背中) (叩く)(しかし)(お腹)(否)(叩く)「人を罰しても、生計を奪ってはならない」
 
「背中を叩くとも腹叩くなかれ」といった感じでしょうか。それでこの諺が上記の訳を与えられているということはこの表現は比喩で王様か何かを諫めるためにつかわれていたのでしょうかね。
 「ペート ダルド」で「背中の痛み」です。

・腰→ 「カマル(kamar)」
 腰です。「カマル」といえば前回「目(アーンク)」のご紹介のところで「カマル(蓮)」が出てきました。「蓮」の「カマル」は「kamal」で今回の「腰」の「カマル」は「kamar」です。ちょっとややこしいですね。
 ・カマル スィーディー カルナー  kamar siidhaa karnaa
 (腰) (まっすぐ) (する) 「腰を伸ばして休憩する、立ち向かう」
 デスクワークが多くなると猫背になりがちで背中と腰が痛くなってきますよね。筋トレが一番いいようですが時には腰を伸ばして休憩することも重要だと思います。聞いた話によると座る際もできるだけ足に体重がかかる座り方の方が体に良いそうです。お尻にではなく足に重心を、というのがポイントだということで、そうすると背筋が伸びて頭もシャキッとするのですが、腹筋と背筋がしっかりしていなかったらその姿勢を保つのは辛いものです。やはり筋トレは大事なんですね。

・足→ 「パエル(paer)」
 足です。全体的に見た足のことをさします。その場合は「脚」というのでしょうか。
 ・パエル デーナー  paer deenaa
 (足) (与える) 「歩く」
 「歩く」は「パエダル セー(paedar see,徒歩で)」をつけてから「ジャーナー(jaanaa,行く)」「チャルナー(calnaa,行く)」をつけて表現することもできます。どうやってきたんですか、と聞かれれば「ガーリー セー(車で)」「メトロ セー(メトロで)」「サイクル セー(自転車で)」「パエダル セー(歩いて)」のように色々と言い方があります。「ピーチェー(後ろに)」をつかって「パエル ピーチェー デーナー」にすると「後ろに下がる」となります。「ピーチェー(後ろ)」の逆は「アーゲー(前に)」です。ちなみに「サンダル」は「チャッパル(cappal)」です。

・ひざ→ 「グトゥナー(ghuṭnaa)」
 ひざです。「グトゥナー」ってあまり響きの良い音ではないような気がします。
 ・グトゥノーン メン スィル デーナー  ghuṭnoon men sir deenaa
  (両膝) (に)(頭)(与える)  「しょんぼりする、ひどく恥じ入る」
 両膝に頭を抱え込む様子ですね。「Don't put your head between your knees」と言えば励ましの言葉になるのでしょうか。なると思います。
 「痛み」は「ダルド(dard)」です。

さて以上で体の部位に関するご紹介をさせていただきました。
使えそうなものがあればいいのですが、なかなか覚えづらいものも多かったかと思います。
「A メン ダルド へ」で「Aが痛い」という表現ですのでどこか痛いときはそこをピックアップして使っていただければ相手にも分かってもらいやすいと思います!
それでは今回も長くなってしまいましたが最後までお読みくださりありがとうございます!

松田琢哉
単語帳(47).jpg
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