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(26) 不確定未来

こんにちは!松田琢哉です!このメールは名刺交換をさせていただいた方へBCCにてお送りしています。

先日僕が住んでいるPG(Paying Guest)の大家さんの誕生日パーティがありました。みんなで1時間半ほど車に乗って北デリーの方からHaryana州に行き「Sheesh Mahal」というレストランでお祝いです。ただ車に余裕が無く5人乗りの車に7人乗り、大家さんの従兄さんが運転していたのですがまさかのビールを飲みながら運転していました。これは本当に死ぬんじゃないかと一人思っていましたが他のみんなは何も気にしていない様子。無事会場に着きお祝いがスタートして30人ぐらいが集まってのパーティでした。お料理もおいしくワイワイしてて楽しそうな雰囲気だったのですがうちのPGメート達が少し口論っぽくなって(料理の取り合いで)距離ができてしまいました。それで帰りの車に乗ったとき例の5人乗りの車に5人乗った状態で出発したのです。まだ出発しちゃいけないよ!と言うと「他にも車があるから大丈夫さ」とのこと。しかしその他の車というのも4人乗りの車に既に5人で乗って来ていた車だったので定員オーバーも甚だしいところ。
結局そのままPGに帰り朝を迎えました。彼らの話を聞いてみると「窮屈だったけどみんな寝てたから大丈夫だったよ」とのことでそれで良いのかなぁっていう感じです。「Sheesh Mahal」は「ガラスの宮殿」という意味とのことできれいなところでした。

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さて、前回はこれまでにご紹介した時制のまとめをさせていただきました。
今回はインドの挨拶と関連付けてまた別の表現をご紹介させていただければと思います!

ヒンディー語の挨拶と言えば「ナマステー(namastee)」「ナマスカール(namaskaar)」ですよね。
これを言いながら相手の足元を触り自分の額と胸にその手を当てるというのが最高敬礼になります。
意味合いとしては相手の足についた埃を自分の頭につけて、あなたは私の上の方です、というものだと思います。
ただこれは丁寧すぎるので相手が途中で止めてくることが多いです。なので省略版として相手の足の方に手を伸ばして額と胸に手を戻す、というのが多いです。
それでその挨拶をやられた側としては、相手の頭の上に手をかざし「クシュ ラホー(khuś rahoo)」と言います。「幸運がありますように」というような意味合いです。
「クシュ」が「喜び」で今回はこの「ラホー」という表現方法に関しての説明をさせていただきたいと思います。

これは不確定未来という表現で文字通り「不確定な未来」に関するものです。
意味はいろいろあり、推測(~だろうか)・依頼(~してほしい)・願望(~してほしい)・条件(~するならば)・仮定(~するならば)などがあります。

それでこの不確定未来の活用なのですが、動詞「○○ナー」の「ナー」を除いた「○○」の部分、つまり語根に活用語尾が加わります。
例えば動詞「カルナー(karnaa,~をする)」の語根は「カル(kar)」です。
活用に男女の性別は関係なく人称・単複によって活用形が決まります。

一人称・単数(マェン) →語根+ウーン 例)カルナー (~をする) → カルーン (karuun)
三人称・単数(ヴォ) →語根+エー  例)カヘナー (~と言う) → カヘー (kahee)

一人称・複数(ハム) →語根+エーン 例)チャルナー(動く) → チャレーン (caleen)
二人称・複数(トゥム) →語根+オー  例)ラヘナー (滞在する) → ラホー (rahoo)
二人称・複数(アープ)→語根+エーン 例)ジャーナー (行く) → ジャーエーン(jaaeen)
三人称・複数(ヴェ) →語根+エーン 例)カーナー (~を食べる)→ カーエーン (khaaeen)

このような感じです。
二人称にかんしては単数を抜かしています。二人称は3つあって「トゥー(tu,お前)」「トゥム(tum,きみ)」「アープ(aap.あなた)」の一つ目の「トゥー(お前)」だけが単数扱いとなり「トゥム(きみ)」「アープ(あなた)」は複数扱いとなります。「トゥー(お前)」の使用頻度はあまり高くないので省きましたが「トゥー(お前)」に対応する活用は「語根+エー」です。
ということで、まとめると
単数形は基本的に「語根+エー」で一人称だけ「語根+ウーン」になり、
複数形は基本的に「語根+エーン」で「トゥム」だけ「語根+オー」になります。

ただやはり例外も出てきます。
「デーナー(deenaa,~を与える)」「レーナー(leenaa,~を受け取る)」「ホーナー(hoonaa,生じる)」

            デーナー     レーナー     ホーナー

一人称・単数(マェン)  ドゥーン     ルーン      ホーウーン
三人称・単数(ヴォ)    デー       レー  ホー

一人称・複数(ハム)    デーン      レーン  ホーエーン
二人称・複数(トゥム)   デー        レー  ホー
二人称・複数(アープ)   デーン      レーン ホーン
三人称・複数(ヴェ) デーン       レーン ホーン

このような感じです。それでは実際にどんな言い回しをするのかですが、まずは最初の
「クシュ ラホー」です。
「ラホー」は動詞「ラヘナー(rahanaa,~が生じる)」の「トゥム(きみ)」に対応する不確定未来の形です。
直訳すると「(いつか将来に)幸福が生じるだろう」となり、ここから願望もしくは推定に近い意味と捉えて「幸せが訪れますように」というぐらいの訳になると思います。ただ詳しい意味など考えずにうやうやしく挨拶されたら「クシュ ラホー」と返せば良いのだと思います。

他によく使うのが
「チャレーン」です。
「チャレーン」は動詞「チャルナー(calnaa,動く)」の複数形に対応する不確定未来の形です。
使う場面としては、さぁそろそろ帰ろうか、という時に「帰ろうよ」という意味で使います。
他にも「チャレーン」はトイレに行きたいときに小指を立てて「チャレーン?」で「トイレに行っても良いですか?」になります。
友人間での砕けた言い方ですね。
「チャルナー」には「(みんなで一緒に)動く」というニュアンスが含まれているので主語も「私」オンリーになることが少なく「私たち」を主語とすることがほとんどとなります。なので、自分ひとりで行くときでも複数形の「チャレーン」を使うんですね。

あと以前メトロの車内放送アナウンスを引用して紹介した言葉で

・クリパヤー ダルワーゾーン セー ドゥール ハットゥカル カレー ホーン
(お願いです)(ドア)   (から)  (離れて)   (立って)(ください)
Kr̥payaa darvaazoon se duur haṭkar khaṛee hoon

がありました。
それで「ホーン」ですが動詞「ホーナー(生じる)」のおそらく「アープ」に対応する複数形の活用形ですね。
このアナウンスでは‘依頼‘の意味で使われています。

他には「(私たちは)どうしたら良いんですか??」の意味合いで
「キャー カレーン?(kyaa kareen?)」というのもよく使います。
「カレーン」は動詞「カルナー(karnaa,~をする)」の「ハム(ham,私たち)」に対応する活用形です。「キャー」は「何」ですね。
「キャー カレーン」は「どうしたら良いと思う?こうしたら良いんだよ」の「どうしたら良いと思う?」の部分でよく使われます。
‘私はどうしたら良いのですか?‘になると「キャー カルーン?(kyaa karuun?)」という風に主語に対応させます。

次回は不確定未来の1段階強い‘普通の‘未来形をご紹介させていただければと思います!
不確定未来で何か言われた場合はその話者に自信が無いということですので他の人にも聞いてみた方が良いかと思われます。
不確定未来と未来形の違いは簡単なものなので未来形がどんなものか分かると不確定未来に対する理解も深まることと思います。
それでは今回も最後までお読みくださりありがとうございます!
何かご質問等ございましたらいつでもお知らせください!

松田琢哉
単語帳(26).jpg

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