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(48) 受動態

こんにちは!松田琢哉です!このメールは名刺交換をさせていただいた方へBCCにてお送りしています。

私がメトロで通勤していることは何度かお話させていただいておりますが、メトロに乗っているとよくインド人に「日本の援助のお陰でメトロができてとても助かってるよ」と声をかけられます。私もメトロにお世話になっているので、「そうですよね、ほんとありがたいです。」なんて心の中で共感しています。メトロのアナウンスで「駆け込み乗車の禁止」についてのアナウンスが流れ、危ないよな~、と思っているとふと「駆け込み降車」はできるのだろうか、と思いました。その後2ヶ月ほどできるかどうかの調査を行いました。と言ってもドアが閉まりかけているときに中から手でも出してドアが閉まるのを防いだら中からでも駆け込みはできるわけで、私がやったのはドアが閉まってから降りることはできるのか、というものです。乗る場合はドアが閉まっても運転手さんの方に向かって手を振ったらドアを開けてくれるようで何度かそういう場面を目撃しております。1メートルぐらい進んで急に止まってドアが開く、といった形です。それで、中からメトロを止めることはできるのかですが、緊急停止装置を押せば停止するのは確実でありとても迷惑をかけてしまいますのでこの方法はもちろんできません。私がトライしたのは中からドアをこじ開けられるかどうかです。メトロの扉には扉を開くためのくぼみがありますのでそこに指をかけて少し力を込めます。調査の結果分かったのは出発時ドアが閉まったときにはドアはびくともしないものの発車後10秒後ぐらいから2~3cmドアを開くことができるというものです。最初は少し感動に似たものを心にしましたが普通に考えてこれは大変危険です。ドアも2~3cmほどしか開きませんし発車後でないと開けないので中から外に出るのは不可能と言えるでしょう。ただ問題なのはこのようにドアを開けられる車両と、開けられない車両があるということです。その違いを調べるために2ヶ月ほどの時間がかかったのでした。というのもメトロの車両内には車両製造メーカーのステッカーが貼ってあり、ドアを開けることのできるメトロに乗ったときは大体が満員電車で乗車時間も短くステッカーを見るのが難しかったというのが背景にあります。それで結論から言うとBombardier Transportation社製造の車両が例のドアが開く車両です。Bombardierの車両はちょっと角ばっていてかっこいいです。Bombardierの車両は現在Blue Line, Yellow Lineを走っており先頭車両の前面に「Bombardier」のロゴが入っておりますので、見かけられましたらちょっとトライされてみてはいかがでしょうか。

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さて、前回、前々回と体の部位についてのヒンディー語をご紹介させていただきました。
ヒンディー語にある表現は英語にしてインド人に言えば伝わることと思いますので是非使ってみてください!

今まで色々な構文等ご紹介させていただいて参りましたが、今回のこの「受動態」をもって高校英語で習うであろう語学の単元は全てカバーされることと思います。受動態が使われているのはあまり見聞きしないのですが、いくつか定型文的に使われるものもありますのでそちらを是非使っていっていただけたらと思います!
まず受動態の作り方ですが、受動態に必要な要素は「動詞の完了形」と「ジャーナー(jaanaa,行く)」です。
例えば動詞「カヘナー(kahanaa,~と言う)」の完了形「カハー」を組み合わせて
 ・カハー ジャーター へ キ・・・  kahaa jaataa hai ki... 「・・・だと言われている」
のように作ります。
作り方は至ってシンプルです。「完了形+ジャーナー」これでOKです。
もちろん受動態というのは「他動詞」でなくては基本的に作れませんので他動詞で作ってください。
私はずっと関西で暮らしてきましたので受身の文章として「もう先に行かれたんちゃう?」も違和感なく使いますが、この言い方も「行く」は自動詞なので違和感を覚える方もいるようです。「置いていく」から来ているんですかね。どうなんでしょう。
ということで「完了形+ジャーナー」の例文を挙げていきます!

・バーラット メン アネーク バーシャーエーン ボーリー ジャーティ へン
(インド)(では)(多くの) (言葉)     (話される)
  Bharat men aneek bhaaṣaaeen boolii jaatii hain「インドではたくさんの言葉が話される」

「アネーク」ですが数字の「エーク(1)」に否定辞の「ア」がくっついて「アネーク」となっています。なので「1つではない」から「たくさん、多い」という意味を持ちます。「バーシャーエーン」は女性名詞の「バーシャー(言語)」の複数形です。それで「ボーリー ジャーティ ヘン」が受動態の部分で、「アネーク バーシャーエーン」を主語とする動詞「ボールナー(話す)」の完了形「ボーリー」に「ジャーナー」の女性・複数の現在形の「ジャーティ ヘン」がくっついて「ボーリー ジャーティ ヘン」の出来上がりとなります。
「アネーク(たくさん)」は活用のない形容詞なのでとても使い勝手が良いです。是非使ってみてください。

・ヴァハーン キターベーン バナーイー ジャー ラヒー ティーン 
(あそこ)  (本)     (作られているところである)
Vahaam kitaabeen banaaii jaa rahii thiin「そこでは本が作られているところであった。」

「ヤハーン(yahaam,ここ)」「ヴァハーン(vahaam,そこ)」「カハーン(kahaam,どこ)」のセットは何度も出てきていますね。「キターベーン」は女性名詞「キターブ(kitaab,本)」の複数形です。「バナーイー ジャー ラヒー ティーン」の「バナーイー」は動詞「バナーナー(~を作る)」の女性形の完了形です。以前どこかで「バナナをバナーナーする」だとかなんだとかって言っていたと思います。それで後半部の「ジャーナー」は女性・複数の過去進行形の「ジャー ラヒー ティーン」で、「製本されているところだった」になります。
別に受動態にする必要はないのですが、受動態にすることで「本」が強調されます。「従業員が本を作っていた」と「本が作られていた」ではちょっとニュアンスが違いますよね。


ヒンディー語文法では基本的に行為者が分からない場合、述べる必要がない場合にしか受身を使いません。行為者(誰がやったのか)がはっきりしている場合や普通の会話で行為者を述べる必要がある場合は受動態ではなく能動態を用いるのが主流です。
もちろん受動態においても英語では「by~」で表されるような行為者を表現することは可能で、その場合は「~によって」を後置詞「セー(see)」で表現します。

・ビッリー セー   チューハー カーヤー ジャーター へ Billi see cuuhaa kaayaa jaataa hai
(猫)(~によって)(ねずみ) (食べられる) 「ねずみは猫によって食べられる。」

「ねずみ」は「チューハー(cuuhaa)」で、これはやはり鳴き声から来ているのでしょうか。この文での受身の部分は「カーヤー ジャーター へ」で、動詞「カーナー(~を食べる)」の完了形「カーヤー」に「ジャーナー」の男性・単数の現在形の「ジャーター へ」がくっついて「カーヤー ジャーター へ(食べられる)」となっております。

・イエ キターブ ウス ビャクティ セー   リキー ガイー
(この)(本)(その)(人物)(によって)(書かれた)
Yah kitaab us vyakti see likhii gaii
 「この本はその人物によって書かれた。」

「その人物」は「ヴォ ビャクティ」ですが、後置詞「セー」の影響を受けて後置格化し、「ウス ビャクティ」となっています。
「キターブ(本)」は女性名詞なので動詞の部分は全て女性形となり動詞「リクナー(likhnaa,~を書く)」は女性・完了形の「リキー」となり続く「ジャーナー」も「ガイー」となっております。

以上の例は全て「他動詞の受動態」でしたが「自動詞の受動態の否定」で「不可能」を表現することができます。
例えば自動詞「ロークナー(rooknaa,とまる)」の受身を否定文にすると

・ムジュ セー ナヒーン ローカー ガヤー  Mujh see nahiim rookaa gayaa
(私)(によって)(否)(とまる) 「私はとめられなかった」

 衝動に駆られて何かをやってしまったときの表現でしょうか。「私によってとめられることはなかった」から「とめられなかった、やめられなかった」という文章になります。
受動態の使用頻度も少なく、その上自動詞となると更に使用頻度は落ちますが受身の否定は不可能を表すと頭に入れておくと英語で表現することもできると思います。
受動態でよく使われる表現としてはやはり最初にもあげましたが

・カハー ジャーター へ キ ~ kahaa jaataa hai ki ~ 「~ということが言われています」

ということで今回は受動態のご紹介をさせていただきました。
これで文法表現はほとんど紹介できましたので、インド人の話すヒンディー語に耳をどんどん傾けていってください!。
それでは最後までお読みくださりありがとうございます!

松田琢哉
単語帳(48).jpg
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