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(42) インドの季節

こんにちは!松田琢哉です!このメールは名刺交換をさせていただいた方へBCCにてお送りしています。

人の多く集まるところに必ずと言っていいほどいる物乞いの人たち、当然メトロの駅を出た後すぐにもいます。子供の貸し借りをしているだとか、タクシーでやってきてタクシーで帰るだとか色々怪しいのでなるべく近づかないようにしています。メトロの駅に現れるのはそういった物乞いの人たちだけじゃなく、ガン患者への寄付を募る募金活動をしているおじさんも週一回ぐらいのペースで現れます。大体は一人が大きな看板を持って、もう一人が募金箱を持って立っているのですが、先日の朝、物乞いのおじいちゃんと募金箱のおじさんが言い合ってたんですね。「お前らがそこにいたらお金をもらえないじゃないか」というような感じで「あっち行け」と募金活動組みが離れた場所に追いやられているのを見ました。お互いにだいたいの定位置が決まってるのに何も物乞いのおじいちゃんの近くに来てやらなくてもいいのに、とは思いますが彼らも彼らで物乞いの人たちをどっかに追いやろうとしてたのかなぁと考えると熾烈な縄張り争いが実は陰で繰り広げられているのかもしれませんね。募金活動も本当にガン患者さん達のためなのかどうかは分かりませんけども、こうやって疑ってしまうのも物乞いの人たちにまつわる悪い噂が影響してしまってるのかなぁと思います。疑うというのが悪いこととだと思っているということは私の中でまだ性善説が生きているようです。

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さて前回は複合動詞についてご紹介させていただきました。
複合動詞は複数の動詞の組み合わせで、1つの動詞単体では表しきれないニュアンスを醸しだすことができるというものです。
よく使われるものとしては「サムジュ ガヤー(分かりました)」「アー ジャーオー(来いよ~)」が挙げられます。

それで今回ですが、ここ数回文法に関するものが多かったのでインドの季節についてのご紹介をさせていただければと思います。
とはいえ、私は1年丸々インドにいるわけではないので住んでみての感想などではなくヒンディー語で何と言うかのご紹介です!

日本では四季の他に24節気のように細かな区分があります。
そのようにインドにも6つの季節区分があり、それを「リトゥ(r̥tu,季節)」と言います。
「季節」は他に「モーサム(mausam)」とも言い「天気」の意味も含みます。

①まずは「春」ですね、3月中旬~5月中旬で「ヴァサント(vasant)」です。
 南デリーの地名によく使われています。「ヴァサント ヴィハール(vasan vihaar)」「ヴァサント クンジ(vasant kunj)」などなど。
 「ヴィハール」は辞書を引くと
 1.歩き回ること
 2.散歩、散策
 3.遊び、遊興
 4.僧院;特に仏教やジャイナ教の僧院や出家者の住居
 5.近年大都市の新興住宅街の多くの町名につけられる名称の一
 という意味があり、「ヴァサント ヴィハール」は「春日町」ぐらいの意味になるのでしょうか。

 「クンジ(クンジュ)」は辞書を引くと
 1.木立に囲まれた場所 
 2.あずまや、亭
 3.象牙、路地
 という意味があり、「ヴァサント クンジ」は、んー、そんな感じの意味です。

②次はモンスーン前の一番暑い「グリーシャム(griiśm)」で5月中旬~7月中旬です。
 夏真っ盛りですね。蚊もへばってまだ現れない時期とのことで。
 「暑い」というのはヒンディー語で「ガラム(garam)」と言います。「辛い」、「注目の」という意味もあり英語の‘hot‘と同じですね。
 「カプレー(kapr̥ee,服)」と合わせて使うと「ガラム カプレー(garam kapr̥ee)」で「暖かい服、冬服」です。
 夏と言えば学生にとっては「夏休み」が一番に来ますが、女性名詞「チュッティー(chuṭṭii休み、手紙)」の複数形の「チュッティヤーン(chuṭṭiyaan)」と組み合わせて「ガルミー キー チュッティヤーン」で「夏休み」です。
 「ガラム」が形容詞で、「ガルミー(garmii)」が名詞なんですね。なので「暑いよ~」と言う時は「ガルミー へ」と言います。
 ちなみに「春休み」は「ヴァサント キー チュッティヤーン(vasant kii chuṭṭiyaan)」です。

③お次はモンスーンの時期で「ヴァルシャー(varśaa)」で7月中旬~9月中旬です。
 「雨」のことをよく「ヴァーリーシュ(baariiś)」と言いますがそれに近い言葉ですね。「ヴァルシャー」自体にも「雨、大雨」という意味があります。
 モンスーンの頃といえばですね、私の部屋が最上階なもんで雨漏りがひどかったんですね。それで天井にびっしり黒かびが生えてそのせいか何のせいか喉が大変痛くなっておりました。調べれば調べるほど天井のカビの怖さというのが襲ってきて、寝るときに布団を顔全体に覆うんですが結局おきたら顔がはみ出てるんですね。マスクでもしていたら良かったです。マスクで思い出しましたが先日電車で偶然乗り合わせた欧米のお兄さんが毒ガスマスクみたいなのをつけてました。よっぽどインドの大気汚染を気にしてるんだろうなぁと他人事に思っていましたが自分も同じ場所で生活してるんだからそれぐらい気をつけたほうがいいのかもしれませんね。

④モンスーンが終わり次の季節が「シャラドゥ(śrad)」です。秋ですね。9月中旬~11月中旬です。
 秋と言っても俗に言われるセカンドサマーの時期です。
 蚊が元気になる時期でデング熱にかかる方が出始め、日本人の間で血液型をみんなで共有しておかないと輸血が必要になったとき時間がかかってしまいますね。
 残暑のキツイこの時期ですがだんだんと朝晩が涼しくなってきましたね。
 特徴としてはきれいな青空とのことで、日本で言う中秋の名月がインドでもお祝いされているとのことです。

⑤そして遂に寒くなり始める(らしい)晩秋・初冬、「へーマント(heemant)」です。11月中旬~1月中旬です。
 私はアイセックという学生団体を通じてのインターンシップでインドに来ておりアイセックって世界中にあるんですね。それでインドではアイセックがとても強いらしくビザの種類にもアイセックビザというビザがあるぐらいです。それで私のインドでのアイセックの担当者の名前がヘーマントです。
 乾季に入り気温も涼しくなり旅行に最適と言うことですが空気のよどみも気になる季節ですね。

⑥そして最後は「シシル(śiśir)」でヒンディー語っぽくない語感の言葉です。1月中旬~3月中旬です。
 気温は平均的に10度を下回り、底冷えの辛い時期ですね。日本もこの時期の冷え込みはとても厳しいですが日本はエアコンで暖房をきかせて暖まることができるので良いですね。私も寒さのピークを迎えるであろう頃には日本に帰国しておりますので日本から皆様が体調をお崩しにならないよう暖かい部屋でみかんでも食べながらお祈りさせていただきます。失礼しました。私も日本に帰って体調を崩さないとは限りませんので自分の体調管理もしっかりしないといけませんね。
 この時期寒くなることでしょうから「寒い~」と言いたくなると思います。
 「暑い~」は上でご紹介しましたが「ガルミー へ(garmii hai)」です。
 「寒い~」は「タンダー へ(ṭhanḍaa hai)」です。この「タ」は反り舌の「タ」ですのでインド人が「think」を発音する際の「ティ」の音と同じ感じの「タ」で「タンダー」と発音してください。

以上、インドの6季節のご紹介でした。
インドの時間感覚には他にも大きなくくりがあります。それは「ユガ(yuga)」というもので果てしなく長い期間です。
「ユガ」には4つの時代があり、

・サティヤ・ユガ→徳が支配するとても平和な時期。この当時の人間の平均寿命は400歳だったという。期間は172万8千年。
・トレーター・ユガ→徳が4分の3、罪が4分の1を支配するちょっと荒れてきた時期。平均寿命は300年。期間は129万6千年。
・ドヴァーパラ・ユガ→徳と罪が半分の割合で支配するかなり荒れてきた時期。平均寿命は200年。期間は86万4千年。
・カリ・ユガ→徳が4分の1、罪が4分の3を支配するとてつもなく荒れてきた時期。平均寿命は100年。期間は43万2千年。

の4つです。今はサティヤ・ユガもトレーター・ユガもドヴァーパラ・ユガも終わりカリ・ユガ期に入っています。もう荒れ果てた世界に私達は住んでいるようです。人類の歴史は戦争の歴史と言いますがそれもカリ・ユガ期だからです。仕方のないことなのかもしれません。インドの考え方からしたらですが。
このカリ・ユガ期は大戦を機に始まったと言われており、その戦いをモチーフにしたお話がインドの二大叙事詩のひとつの「マハー・バーラタ」だ、とも言われおります。
このカリ・ユガ期が終わるのは、インドの三大神の一人(一神?)のヴィシュヌ神の第10番目の化身「カルキ」が白い駿馬に乗って世界中にあふれた悪を全て滅ぼすことによって終わるそうです。かっこいいなぁと思います。カリ・ユガ期が終わればまた一番最初のサティヤ・ユガに戻るとのことで人間の寿命が400歳に戻るとのことです。人口爆発、大気汚染、食料不足の波が押し寄せそうですね。

ということで今回はインドの季節の移り変わりと「ユガ」について少しご紹介させていただきました!
何かひどいことがあっても「カリ・ユガ期だから仕方ない」と受け入れてもらえるとストレスが溜まりにくくなるかと思います!
それでは最後までお読みくださりありがとうございました!

松田琢哉
単語帳(42).jpg
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